本気で文章の書き方を学びたい人におすすめの名著４選

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こんにちは、『文人』です。

「本格的に文章の書き方を学んでみたい！」

と思っても、何を参考にしたらいいのか迷いますよね。

「作家やライターを目指したい」

「自分で本を書いてみたい」

など、本気で文章の書き方を学びたい人にとって、参考になる本というのはそう多くありません。

そこで今回は、さまざまな本を読んできた中で特に参考になったおすすめの名著を４冊紹介します。

【入門編】学校では教えてくれない文章の基礎が学べる名著
- 『文章読本』（谷崎潤一郎/著　中公文庫）
【初級編】良い文章とは何かを学べる名著
- 『文章心得帖』（鶴見俊輔/著　ちくま学芸文庫）
【中級編】実践的な書き方を学べる名著
- 『自家製文章読本』（井上ひさし/著　新潮文庫）
【上級編】一流作家がおすすめする文章上達のための名著
- 『文章読本』（丸谷才一/著　中公文庫）
まとめ

【入門編】
学校では教えてくれない文章の基礎が学べる名著

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『文章読本』（谷崎潤一郎/著　中公文庫）

文豪・谷崎潤一郎が一般向けに文章の書き方について説いた本。

１９３４年（昭和９）刊行。当時のベストセラーであり、今も読まれ続けている文章本の名著です。

私たちはふだん何気なく日本語の文章を書いていますが、

「そもそも日本語はどのように生まれたのか？」

「現代文はどのように生まれたのか？」

よくよく考えてみれば、私たちの生活に関わる問題のはずなのに、学校ではなかなか教えてくれません。

実はこれらの問題、文章を書くためにはぜひ知っておくべき基礎なのです。

なぜなら、悪文を書いてしまう原因のほとんどが、基礎を知らないことによる失敗だから。

本書では「現代文と古典文」、「西洋の文章と日本の文章」を比較しながら、日本語と現代文がどのように生まれたのか、一般にわかりやすく説明されています。

本気で文章の書き方を学ぶなら、まず文章の基礎を知っておくことが大事。

文章の入門書としてはこれ以上ない１冊です。

🔎もっと詳しく知りたい人はこちら

honwohirakuseikatu.hatenablog.com

【初級編】
良い文章とは何かを学べる名著

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『文章心得帖』（鶴見俊輔/著　ちくま学芸文庫）

戦後を代表する思想家・鶴見俊輔による文章本。

文章教室の生徒である大人たちの作文を添削しながら、良い文章とは何かを探っていきます。

文章の書き方を学ぼうとする人なら、

「良い文章を書きたい！」

という理想を持っていると思います。

しかし、

「良い文章とは何だろう？」

という悩みも尽きません。

どうしたら良い文章が書けるのか？

書く人なら誰もが突き当たる、そんな悩みに応えてくれるのが本書です。

多数の評論やエッセイを執筆し、文章と長年付き合ってきた著者。

やさしくも含蓄のある言葉づかいで書かれており、良い文章を書くためのヒントが詰まった１冊です。

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【中級編】
実践的な書き方を学べる名著

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『自家製文章読本』（井上ひさし/著　新潮文庫）

作家・井上ひさしの『文章読本』。

古今東西の文章本を読み漁った著者が、文章本にまつわる疑わしい点を指摘しつつ、実践的な文章作法について説いています。

誰もが自由に好きな文章を投稿できる世の中。

でも、自由に文章を書くのが一番むずかしいんですよね。

「しゃべるように書けばいい？」

「思ったことを素直に書けばいい？」

それでまともな文章が書けるなら誰も苦労しないのです。

どうしたら人に読まれる個性的な文章が書けるのか？

「文間文法」や「オノマトペ」の上手な使い方にも触れながら、個性ある文章の書き方をわかりやすく学ぶことができます。

作家やライターを志す人にぜひ読んでほしい１冊です。

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【上級編】
一流作家がおすすめする文章上達のための名著

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『文章読本』（丸谷才一/著　中公文庫）

「丸谷才一の『文章読本』を読め」
　とくに、第二章「名文を読め」と第三章「ちょっと気取って書け」の二つの章を繰り返し読むがよろしい。これが現在望み得る最上にして最良の文章上達法である。

『井上ひさしベスト・エッセイ』（井上ひさし/著　井上ユリ/編　ちくま文庫）「現在望み得る最上かつ最良の文章上達法とは」より引用

文壇の第一線で活躍してきた作家・井上ひさしの言葉です。

いわく、文章の上達法とは丸谷才一『文章読本』の第二章と第三章をくりかえし読むことだ。

相当な読書家であり、抜群の文章家でもある井上ひさしにここまで言わせた名著です。

著者は作家・丸谷才一。

本書の特色は、名文の引用が豊かなこと。

さまざまな名文のうまさを説く著者の語り口も魅力的です。

本書を読むと、名文をよく味わい、言葉の感覚を磨くことがいかに大事なのかがわかります。

文章上達のための確実な道とは何か？

それは、名文の活きた言葉づかいから直接学ぶこと。

著者は揺るぎのない言葉でそう説きます。

事実、そう説いている著者の文章がうまいので、とても説得力を感じます。

本物の文章力を身につけたい人はぜひ手に取ってほしい１冊です。

🔎もっと詳しく知りたい人はこちら

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まとめ

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本気で文章の書き方を学びたい人におすすめの名著を４冊紹介しました。

「正直な話、文章本はこの４冊で充分！」

というくらい内容が深く、人生で何度も読み直す価値のある本です。

どれも本棚に入れておいて損はない本ですが、迷っている人は、

『文章読本』（谷崎潤一郎/著　中公文庫）

から手に取ってみるのがおすすめです。

きっと文章上達のための第一歩になりますよ。

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