【読書効果】読書のおかげで得られた5つの変化
こんにちは、『文人』です。
読書にはさまざまな効果があると聞きますよね。
読書効果について理論的に説明しているサイトが多いですが、
「理屈だけではあんまりイメージがわかない……」
「でも実際、読み続けることで生活がどんなふうに変わるの?」
と疑問を感じている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、私が実際に読書を続けているうちに得られた変化について、語ってみたいと思います。
読書を続けることで日々の生活がどんなふうに変わっていくのか、具体的にイメージする手助けになれたら嬉しいです。
- 変化①寝る前の読書で、日常生活が特別に感じられるようになった
- 変化②不調になることが減った
- 変化③学ぶことが楽しくなった
- 変化④否定的な意見に惑わされなくなった
- 変化⑤生きているだけで幸せだと感じる瞬間がある
- おわりに
変化①
寝る前の読書で、日常生活が特別に感じられるようになった
私ははじめから読書が好きだったわけではありません。
ゲームや漫画ばかりで、親に本を読めと言われても絶対に読まないような子供でした。
変わったのは中学3年生の頃です。
当時、ちょっとした悩みを抱えていました。
その悩みとは、飽きっぽい性格で、毎日がつまらなく感じてしまうこと。
ゲームも漫画も、最初はおもしろくて熱中するのですが、すぐに飽きてしまう。
そんな時にたまたま手に取ったのが小説です。
『モンスターハンター 狩りの掟』(ゆうき りん/著 コヤマ シゲト/イラスト ファミ通文庫)という作品。ゲーム「モンスターハンター」のノベライズです。
感動したのは、私の知っているゲームの世界とはまるで違っていたこと。
登場人物たちの生活や、モンスターの生態がリアルに描かれ、確かに息づいていました。
食べ物の味や物の肌触りも特別でした。
小説を読み終えた後、ただモンスターを狩るだけだったゲームが、新しくて魅力的に感じられるようになりました。
それから私は読書に夢中になりました。
夜寝る前に、ベッドで横になりながら小説を読む時間が大好きになりました。
小説を読むうちに気づいたことがあります。
それは、小説を読んだ後では、日常生活がとても新鮮で特別なものに変わっていることです。
私が今まで「つまらない」と感じていた当たり前の生活が、作家の眼を通すことで、初めて経験するような特別なことに変わってしまう。
同じものでも、人それぞれ見え方や感じ方が違う。
特に、作家が見たり感じたりしている世界は独特です。
小説を読んでいると、
「作家の眼にはこんなふうに見えているのか、おもしろい!」
と、いつも驚かされます。
変化②
不調になることが減った
私はストレスをため込んでしまうタイプの人間です。
そのためか、うまく気持ちを発散したり、リフレッシュしたりすることができず、
- 何となく胸が苦しい
- 食欲がわかない
- 何もする気が起きず、寝てばかりいる
といった不調になることが小さい頃からたびたびありました。
しかし習慣的に読書をするようになってから、ストレスに悩まされることがなくなり、不調も減ってきました。
読書をしていて一番良かったと感じる瞬間は、深い言葉に出会えたときです。
今の自分の気持ちを代弁してくれているかのような言葉。
今の苦しい状況をひっくり返してしまうような言葉。
そのような深い言葉に出会えると、本当に救われます。
読書にはストレス解消効果があると言われていますが、私の実感としては、確かにそうだと感じます。
もちろんストレス解消なら、読書以外にもいろいろな方法があるでしょう。
でも、読書の感動は深く心に刻まれます。
言葉をかみしめて味わう読書だからこそ得られる感動があるのです。
変化③
学ぶことが楽しくなった
私は元々、勉強嫌いでした。
「学校で習っていることが本当に将来役に立つのだろうか?」
「本当に勉強が大事なら、どうして周りの大人は勉強しないのだろうか?」
「学ぶ」ということが、実感としてよくわからなかったのです。
学ぶことの楽しさを知ったのは、本気で読書をするようになってからです。
本を読んでいると、わからないことばかりです。
自分がどれほどものを知らずに生きていたのか、痛感します。
ものを知らないということは、それだけ偏った見方をしているということ。
目に映るものがどんどん当たり前になり、つまらなくなり、無関心になっていきます。
読書を続けていると、そのような当たり前がひっくり返る瞬間に必ず出会います。
当たり前だと思い込んでいたことが、実はそうではないと知ったときには、子供のように胸が高鳴ります。
「新しいことを学ぶのが楽しい!」
と素直に思えるようになりました。
変化④
否定的な意見に惑わされなくなった
生きている限り、どこへ行っても、何をしていても、否定的な意見は付きまといますよね。
- 「あなたはここが悪い!」と短所を突きつけてくる人
- 考え方や価値観をいちいち否定してくる人
- 好きなものに水をさすような否定的なコメント
こういう声を聞くと、気にしても仕方がないとわかっていても、やはり落ち込んでしまいますよね。
否定され続けると、自分を信じられなくなってきます。
最悪の場合、周りの意見ばかり気にしながら行動するようになって、自分を見失ってしまいます。
もしそれで失敗しても、他人は責任なんか取ってくれません。
特にネットを見ていると、否定的な意見が目立ちますよね。
そんな状況の中でも惑わされずに、自分のペースで生活できているのは、読書のおかげだと感じています。
本を読んでいると、歴史上のさまざまな偉人や作家や知識人の考え方に触れることができます。
どんなに否定的なことを言われても、本をひもとけば、必ず自分の背中を押してくれる味方がいます。
こんなに心強いことはありません。
読書する人間はたくさんの本たちに支えられているので、ただ相手を否定したいだけの意見には惑わされません。
変化⑤
生きているだけで幸せだと感じる瞬間がある
ふつうに生活しているようでも、私たちの心はすり減っていきます。
- 何となく気持ちがふさぐ
- 疲れやすく無気力になる
- わけのわからない不安を感じる
そのような下り坂の時期が誰にでもありますよね。
私は仕事で限界をむかえたときに、大きな下り坂を経験したことがあります。
また、子供の頃のトラウマを夢の中で再度体験したときにも、小さな下り坂になります。
そんなときに心の支えになるのが読書です。
同じ時代を生きている人。
歴史上の偉人や作家。
本を読んでいると、さまざまな人たちと言葉でつながっている感覚があります。
言葉でつながっているという感覚は、とても心強いものです。
私の場合は、特に昔の文学作品に救われることが多いです。
過去の作家が、嘘や建前のない言葉で語りかけてくれる。
おおげさな物言いかもしれませんが、魂を吹き込んでくれているような感じがするのです。
それを感じた瞬間は、ただ生きているだけで幸せな感覚になります。
おわりに
読書の仕方は人それぞれ。
必ず同じ効果が得られるというものではないと思いますが、それでも本を読むことの意味は大きいです。
ひとつだけ、確実に言えることがあります。
良い本との出会いは、良い人との出会いと同じくらいの価値がある、ということです。
何が良い本になるかは、あなた自身にしかわかりません。
読書をするなかで、いろいろな本との出会いを楽しみながら、良い本を見つけてみてください。
🔎おすすめの本
読書にはさまざまな意味や効果があります。すべては本の読み方しだい。本にはさまざまな読み方があるのです。本書では、「思考力を深める本の読み方」、「人生を深める本の読み方」など、さまざまな本の読み方が紹介されています。
読書の効果をもっと知りたい人はぜひ手に取ってみてください。
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