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【ウォーレン・バフェット】幸せな人生を歩むための8つの名言

Mark Hirschey - Work of Mark Hirschey, CC 表示-継承 2.0, リンクによる

 

こんにちは、『文人』です。


ウォーレン・バフェットは、アメリカの超一流投資家。

世界最大規模の投資会社バークシャー・ハサウェイの経営者であり、慈善団体に多額の寄付をすることでも知られています。

フォーブス誌が発表する世界長者番付では、ランキング上位の常連で、1位になったこともある大富豪です。


「世界一の投資家」

オマハの賢人」

などの呼び名があり、世界で最も尊敬されているお金持ちです。


そんなウォーレン・バフェットには、数々の名言があります。

この記事では、幸せな人生を歩むためのヒントにあふれたバフェットの名言を8つ紹介していきます。

最後まで読んでいただけたら幸いです。

 

 

 

 

名言①
事実と根拠が正しければ正しい

 

「独力で考えなかったら、投資では成功しない。それに、正しいとか間違っているとかいうことは、他人が賛成するかどうかとは関係ない。事実と根拠が正しければ正しい。結局はそれが肝心なんだ」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P91より引用

 

大きな成功を収め、人生を豊かに生きる人の多くに共通していること。

それは、他者の意見や評価を気にしないことです。


バフェットは子どもの頃からお金を増やすのが好きだったといいます。

子どもの頃から図書館に通って投資や金融の本を読み漁り、投資を始めてから現在に至るまでお金を増やし続けています。


2021年の情報では、資産が1000億ドル(日本円で10兆円以上)を超えました。


お金を増やすという好きなことに熱中し、大成功を収めたバフェット。


そんなバフェットは、若い頃にある決断をしています。

それは、ウォール街から離れ、生まれ故郷のオマハを仕事の拠点にしたことです。


ウォール街は、ニューヨーク証券取引所があり、金融市場の情報がめまぐるしく飛び交う金融街

金融業界で成功を目指す人間なら、情報を早く仕入れるためにウォール街に拠点を置くのが常識です。

そのウォール街から離れることは、成功を捨てるようなもの。


しかしバフェットは、あえてウォール街から距離を置きました。

自分で調べ、自分の頭で考え、自分の判断で投資先を決めることにこだわる。

そのようなバフェットにとって、金融市場の情報は雑音だったからです。


実際にバフェットはオマハで投資を大成功させました。

そして現在もオマハを拠点に投資を続けています。


投資に限らず、仕事も、人生も、大事なのは決断すること。

大きな決断をする時、どうしても迷いますし、周りの人たちに反対されるかもしれません。

そんな時は、自分で調べ、自分の頭で考えるのが正解です。


「事実と根拠が正しければ正しい」

バフェットの言葉が、きっとあなたの背中を押してくれます。

 

名言②
リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです

 

「リスクとは、自分が何をやっているかよくわからないときに起こるものです」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P140より引用

 

何事にも失敗はつきもの。

「賢人」と呼ばれるバフェットも、さまざまな失敗を経験しました。

しかし、人生を駄目にするような大失敗はしませんでした。


事実、バフェットは順調に資産を増やし続け、90歳を超えても現役で投資を続けています。


バフェットがとても大事にしている考え方があります。

それは、「能力の輪」というもの。


「能力の輪」とは、自分がよく知っていて、完璧に理解できる範囲のこと。

バフェットは自分の「能力の輪」を厳しく見極め、その範囲の中で行動します。

つまり、「能力の輪」の外にあることには手を出さないのです。


1990年代後半、アメリカはITバブルの好景気でした。

IT関連企業の株が異常に高騰し、多くの人々が大儲けしていました。

そのような中でも、バフェットはIT関連の株に決して手を出そうとしませんでした。

ITのことをよく知らなかったからです。


バフェットは金融の専門家たちから時代遅れのレッテルを貼られました。


ところが、しばらくするとITバブルは崩壊、IT関連の株は大暴落。

何が起きているのかよく分からないまま、

「みんなが買っているからIT関連株を買った」

という「能力の輪」から外れた成功者たちがあっという間に転落したのです。


自分が何をしているのか理解できていないと、人生を駄目にするような大失敗を犯すかもしれない。

それこそが「リスク」なのです。


大事なのは、「能力の輪」を磨き続け、自分が何をやろうとしているのかをよく理解すること。

安易に「能力の輪」の外に出て、大失敗をしたら元も子もありません。

成功し続けるのがほんとうの成功者なのです。

 

 

 

 

名言③
知性、エネルギー、そして誠実さ。最後が欠けていると、前の二つはまったく意味のないものになる

 

「知性、エネルギー、そして誠実さ。最後が欠けていると、前の二つはまったく意味のないものになる」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P171より引用

 

人生で成功するために必要なものとは何か?


ただ才能だけ持っていても駄目です。

そこに行動力が加われば、成功するかもしれません。


しかし、もっと大切なものがある、とバフェットは考えます。

それは、人としての誠実さです。


世の中を見渡してみましょう。


どんなに成功していても、心を病んだり、欲に負けたりして、身を滅ぼしてしまう人がいます。

その一方で、歳を重ねるごとに、成功を積み重ね、人からも愛され、幸せになっていく人がいます。


人としての誠実さがなければ、長い人生で確固たる成功はあり得ないのです。


バフェットには、「オマハの賢人」という異名があります。

世界の大富豪の中で、「賢人」と呼ばれているのは彼だけです。


バフェットは、生まれ故郷のオマハで質素に暮らしています。

家は人並みで、車は1台。

好きな食べ物は、ハンバーガーやコカ・コーラ

善き習慣、善き原則を守り、自堕落にならないよう自己管理しています。


両親から財産を一切受け継がずに、一代で大富豪に上り詰めたバフェット。

では10兆円以上の資産を、何に使っているのでしょうか?

それは、慈善団体への寄付です。


バフェットは資産の大半を、慈善団体へ寄付しています。

なぜなら、バフェットはお金を社会からの預かりものと考えているからです。

富を貧しい人たちへ還元することで、社会的責任を果たそうとしているのです。


そのような人だからこそ、信頼され、尊敬されています。

 

名言④
大事なのは、自分が好きなことをとびきり上手にやることです。お金はその副産物に過ぎません

 

「大事なのは、自分が好きなことをとびきり上手にやることです。お金はその副産物に過ぎません」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P183より引用

 

多くの人は、お金を消費することばかり考えます。

美味しいものを食べたり、遊んだり、旅行をしたり、高い車を買ったり、マイホームを買ったり……

そうしてお金を稼ぐために、やりたくもない仕事をしたり、行きたくもない職場に通ったりしています。


多くの人にとって、お金とは、欲を満たすためのもの。

お金のために、自分の時間を犠牲にするような働き方をしています。


しかし、根っからの投資家であるバフェットは、こう考えていました。


お金があれば、

「それで自立できる。自分の人生でやりたいことが、それによってできるようになる。それに、自分のために働くのがいちばん。他人に指図されたくない」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P181より引用

バフェットはお金のために働こうとはしません。

なぜなら、「自分のために働くのがいちばん」と考えるからです。


バフェットにとって、お金とは、自立するためのもの。

バフェットは、人生でやりたいことをやるために、自分自身に投資したのです。


お金も、時間も、限られた資源です。

欲を満たすために消費するのではなく、人生でやりたいことをやるために投資する。

それが自分のために働くということです。


自分のために働くという生き方は、とてもシンプルです。

好きなことに情熱を注ぎ、上手にやること。

それさえ出来れば、人生は充実します。

お金や時間に縛られることもなく、ほんとうの意味で自立できるようになるのです。


バフェットが人生でやりたいこと。

それはもちろん、投資です。


お金を増やすのが好きなバフェットは、普段の生活でも質素倹約を徹底しています。

散髪代や、映画を観に行くお金も惜しむほど。

その代わり、時間の多くを、企業報告書を読むこと、投資について考えることに使っています。


人生のほとんどを、お金を増やすことに注ぎ込んでいる。

それがバフェットという人なのです。

 

 

 

名言⑤
大事なのは自分にとってのヒーローと呼べる人物を持つことです

 

「大事なのは自分にとってのヒーローと呼べる人物を持つことです」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P230より引用

 

環境が人の心身に与える影響は大きく、特に人間関係は重要です。

どんな人間と付き合うかによって、人は大きく成長することもあれば、転落することもあります。


バフェットは、学生たちにこんなアドバイスをするそうです。

「大事なのは自分にとってのヒーローと呼べる人物を持つことです」


「ヒーロー」とは、自分が心から尊敬し、常にそうありたいと思えるような人のこと。

自分にとっての「ヒーロー」を心に抱き、

「その人ならどうするか」

と日々考えながら行動する。


家族、友人、学校の先生、職場の上司など。

身近に尊敬できる人を見つけたら、その人の行いや振る舞いを観察し、お手本にする。

もし身近にいなければ、偉人や、スポーツ選手や、物語の主人公でもよいのです。

あなたの「ヒーロー」は、きっとあなたをより良い方向へ導いてくれます。


バフェットにとっての「ヒーロー」は、ベンジャミン・グレアム

投資のバイブルといわれる『賢明なる投資家』の著者です。


バフェットは19歳で『賢明なる投資家』を読み、大きな感銘を受けました。

そして著者グレアムに会いに行き、彼のもとで熱心に学びます。

さらにはグレアムの経営する投資会社グレアム・ニューマンへの入社を強く希望し、入社を認められると、尊敬するグレアムのもとで働きながら自分の能力を磨きました。


グレアムとの出会いが、バフェットを「世界一の投資家」へと成長させたのです。

 

名言⑥
ちょうどいいぐあいの雪があれば、雪の玉スノーボールはかならず大きくなる

 

ちょうどいいぐあいの雪があれば、雪の玉スノーボールはかならず大きくなる。(中略)お金を複利で増やすことだけをいってるのではないよ。この世のことを理解し、どういう友人たちを増やすかという面でもそうだった。時間をかけて選ばなければならないし、雪がよくくっついてくれるには、それなりの人間にならなければならない」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P233より引用

 

成功するための秘訣を、バフェットは雪の玉に例えています。


手頃な雪があれば、かき集めて固めることで、雪の玉が出来る。

この雪の玉は、転がせば転がすほど、大きく育つ。

でも、しっかりと固めて、形を整えないと、いびつになって転がらなくなってしまうし、最悪、割れてしまう。


将来の夢を持っていて、支えてくれる人が周りにいます。

時間を有効に使い、正しい努力を続けていれば、どんどん成長していきます。


年齢が早ければ早いほど、成功の可能性は高くなるでしょう。


周りには支えてくれる人たちが集まっていき、結果がどんどんついてきて、成功はもう目の前です。


しかし、人間性を磨くことを怠れば、狂いが生じます。

怠け癖がつき、周囲の人たちが離れていき、夢は挫折します。


成功するには、成功に値する人間でなければならない。

それが成功の絶対条件なのです。


バフェットは、善き習慣を子どもの頃から継続しています。

また、読書やさまざまな人生経験から、原理原則を学び、それを守り続けています。


人間としての価値を磨き続けていること。

それこそが、「世界一の投資家」「オマハの賢人」であり続けている成功の秘訣なのです。

 

名言⑦
生まれた場所と時期がすばらしかった。いってみれば、“卵巣の宝くじ”で大当たりしたんだ、、、、、、、、、、、、、、、

 

「(前略)生まれた場所と時期がすばらしかった。いってみれば、“卵巣の宝くじ”で大当たりしたんだ、、、、、、、、、、、、、、、

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P46より引用

 

バフェットの人生を振り返ってみましょう。


バフェットは、1930年、アメリカのネブラスカ州オマハに生まれます。

父親は金融関係の仕事をしていました。

お金を増やすことが好きで、子どもの頃から、図書館に通い金融や投資の本を読み漁り、小さな投資やビジネスをしています。


大学を卒業すると、金融界で働き、のちに独立。

投資家として成功を重ね、着実に名声を高めていき、「世界一の投資家」と呼ばれるまでになりました。


これだけ見ると、確かに幸せな人生です。

しかし、バフェットの生きた時代は、混迷の時代です。


生まれる1年前の1929年には、世界大恐慌がありました。

1939年~1945年には、第二次世界大戦

1987年には、ブラックマンデー

2008年には、リーマンショック

などなど、歴史的な不況や金融危機があり、まさに激動の時代です。


そんな時代を生き、バフェットのように順調にお金を増やし続けて大成功した人はほんの一握りでしょう。


バフェットのすごいところは、生まれた時期や環境をチャンスと捉え、最大限に利用したことです。


文化レベルが高く、ある程度の安全や権利が保障されている先進国に生まれたこと。

職業選択の自由があり、好きなことを仕事にできる時代であること。


これは、バフェットの言葉を借りれば、

「卵巣の宝くじで大当たり」

ということになるのではないでしょうか。


夢を見てもよい時代と国に生まれたことを、幸せに思いたいですね。

 

名言⑧
ごく普通の仕事をしていたり、境遇は恵まれていなかったりしても、周りから愛されている人は、大きな成功を感じているものです

 

「ごく普通の仕事をしていたり、境遇は恵まれていなかったりしても、周りから愛されている人は、大きな成功を感じているものです」

ウォーレン・バフェットの「仕事と人生を豊かにする8つの哲学」資産10兆円の投資家は世界をどう見ているのか』(桑原晃弥/著 KADOKAWA)P238より引用

 

バフェットは、お金で人生を測るようなことはしません。


「金、金、金」と、ひたすら金集めに執着し、結婚や人付き合いをせず、誰からも見向きもされず、自分もそのことを感じている者。

金はなくても、家族や仕事仲間など、周りの人たちに囲まれて愛されている者。


老齢になった時、果たしてどちらの人生が成功なのでしょうか?


バフェットの知るかぎり、人に愛されている者たちはみんな、

「成功だった」

と言っているそうです。


バフェットは投資家として大成功しましたが、仕事から離れれば、ひとりの人間です。

誰もがそうであるように、

「自分が愛する人から愛されたい」

と切実に思っています。


人生に成功と失敗があるのだとしたら。

それは、お金ではなく、「愛」で決まります。


自分が愛する人から愛されている者は、たとえ貧しくても、平凡でも、大成功。

この上ない幸せな人生を歩んでいるのです。

 

 

 

終わりに

 

投資家として一代で大富豪になり、

「世界一の投資家」

オマハの賢人」

と呼ばれているウォーレン・バフェット


成功者であり人格者でもあるバフェットの言葉には、とても重みがあります。


バフェットが経営する投資会社バークシャー・ハサウェイ株主総会には、毎年、バフェットの話を聴くために、世界中から株主が集まります。

また、GoogleAmazonの創業者といった超一流のビジネスマンたちも、時にバフェットの言葉を引用します。


このように、バフェットの言葉からさまざまな教訓を学び取ろうとする者は多いのです。


お金との付き合い方を知り、成功を収め、幸せな人生を歩みたいと考える人にとって、バフェットは最高の教師といえます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

興味を持った人は、ぜひ本を手に取ってみてください。